サーバーダウンとは、一時的ながらもサーバーの処理がストップし、サイトにアクセスできない状態、またアクセスしてもサイトが表示されない状態をいいます。
このサーバーダウン、サイト管理者には最も懸念材料となるもので、かつ物理的にはなかなか避けられないものでもあります。
一般にサーバーダウンというと、アクセスが極端に集中した場合に起きやすいものですが、他にもサーバーダウンの要因があります。これはサーバーが電源の故障を起こしたり、CPUの故障や、ハードディスクの故障なども原因となります。
サーバーは家庭用のパソコンと異なり、24時間365日可動している必要があります。そうしないとサーバーたる意味がありません。よって普通のPCよりもはるかに大きな負担がかかるものなのです。
その為、サーバー用のパソコンはフルタワーサイズのPCケースか、サーバー用のラックにて使用され、常に冷却されながら運用されています。
つい最近でも、某社のサーバーが電源の故障が原因で数時間サイトが表示されない事態がありましたが、比較的短期間に復旧されたという事例もありますね。
では、サーバーはどのようにして管理され、サーバーダウン時もどのくらいの期間で復旧されているのでしょうか。
有料のレンタルサーバーであれば、ほとんどの場合はサーバールームにて24時間の有人管理が行われています。もしダウンしてもサーバー管理者がすぐに復旧作業に入ります。
アクセスの集中によるサーバーダウンであれば、アクセスや転送量の制限を行って復旧してくれます。(およそ1時間以内)
サーバーのハード的な故障、例えば電源やCPUの故障であれば通常は1時間程度で復旧されているようです。
そして最も大事なハードディスクの故障。しかしこれはRAID構成といって、2台のハードディスクでミラーリングされていますので片方が壊れてもデータは安全に保護されるようになっています。これも1時間程度で復旧されるのが普通ですね。
このように、有料レンタルサーバーは有人にて常に管理されており、なかなかダウンすることはありません。逆に無料のレンタルサーバーは復旧まで時間がかかる場合もあります。よってビジネスサイトには有料のサーバーが必須となります。
なお無料レンタルサーバーはなんの保証もない所がほとんどです。サイトのデータのバックアップもありませんので、手動で自サイトのバックアップを取っておく事をオススメします。